Pianist 中村紘子 NAKAMURA HIROKO Official Site

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浜松国際ピアノアカデミー閉幕
2009年03月20日 16:39

静岡県浜松市で行われていた浜松国際ピアノアカデミーが15日、最後のコンクールを終えて今年も幕を閉じました。締め括りのコンクールは、国際コンクールの形をそのまま体験して貰うために行われているもので、今年も受講生30名が出場。13日はソロの演奏、そこで選ばれた6人が15日の本選に進みました。本戦は伴奏ピアノによる、協奏曲の演奏です。

そんなコンクールで第1位に選ばれたのは、韓国のチョ・ソンジン(CHO Seong-Jin)さんでした。チョさんは韓国 ・ヨウォン芸術学校に在学中の14歳で、ショパンのピアノ協奏曲第1番を弾きました。第2位は日本の高木竜馬さん(16歳)で、こちらはラフマニノフの第2番。第3位はカナダのヤン・リシエツキさん(13歳)と日本の尾崎未空(13歳)の二人が選ばれました。

本選の結果については、アカデミーのホームページに、チョさんの演奏についてはその映像も配信されていますのでそちらに譲りますが、表彰式で中村紘子音楽監督からは「今回のコンクールは非常にハイレベルであり、本選出場者は世界でもトップクラス。特別に今回初めて奨励賞を用意しました」と講評が述べられ、奨励賞受賞者4人が発表されました。

今年は開校式に続いて、塩谷立文部科学大臣が表彰式、修了式にも駆けつけてくださいましたが、講師たちからは受講生のレベルの高さやアカデミーが非常に充実した内容であり、 「人生の中でも忘れがたい貴重な日々になるであろう」といった暖かいコメントが次々に寄せられました。受講生たちには今回のアカデミーで学んだことを忘れず、世界の檜舞台に羽ばたいてもらいたいと願っています(T)。



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